あるばん、太郎は、ばあさまからお母さんのことを聞かされました。「お母さんは、まだ生きている。龍(りゅう)にすがたをかえられて、北の国のみずうみで、太郎が強いかしこい子になって、たずねてくるのを待っている」と言うのです。太郎はさっそく旅(たび)にでました。
とちゅう、いくつもの村をとおり、太郎は、米さえ作れればゆたかなくらしができることを知ります。そして、9つの山をこえて、やっとお母さんと会った太郎は、まずしさからお母さんが龍(りゅう)になってしまったことを知ります。
同じように、まずしさからぬけ出せない人びとをたすけるため、太郎はある決心(けっしん)をします…。